「ファイル名を指定して実行」から任意のアプリケーションを起動する方法

Windows

突然ですが、WindowsPCでアプリケーションを起動する時、どうしていますか?

Windowsのスタートメニューからアプリケーションを選択するのが一般的ですが、
一部のアプリケーションは「Windowsキー」と「Rキー」を同時押しすると現れる
「ファイル名を指定して時刻」から起動ができます。

例えば
PowerPoint → powerpnt
Excel → excel
電卓 → calc
コマンドプロンプト → cmd
など

ただ、ファイル名を指定して実行からでは開けないアプリケーションも多々あります。

Windowsスタートメニューを開いてアプリ名を入力すれば表示されるものもありますが、
「ファイル名を指定して実行」を良く使うので、そこから任意のアプリを任意の名前で起動する方法を紹介します。

「ファイル名を指定して実行」の動作

概要としてはファイル名を指定して実行からショートカットを起動する形で、実際の作業は以下になります。

1.ショートカットを配置するフォルダを作成
2.ショートカットをフォルダへ配置
3.Windows環境変数の設定(フォルダにPATHを通す)

1.ショートカットを配置するフォルダを作成

今回はユーザーフォルダの配下に「command」というフォルダを作成します。

エクスプローラーを開いて、PC > Cドライブ > ユーザー > ユーザ名 と選択


右クリックメニューから「新規作成 > フォルダー」と選択


ファイル名を「command」へ変更

2.ショートカットをフォルダへ配置

Windowsスタートメニューにアプリケーションが存在する場合


Windowsスタートメニューから対象のアプリケーションをcommandフォルダへドラック&ドロップする

Windowsスタートメニューにアプリケーションが無い場合


対象のexeファイルを右クリックして、「送る > デスクトップ(ショートカットを作成)」と選択
デスクトップに作成されたショートカットをcommandフォルダへ移動させる

※アプリケーションだけではなく、フォルダのショートカットを作成してもOKです。

ショートカットの名前変更


作成したショートカットを「ファイル名を指定して実行」で起動させたい名前に変更する。

例:Firefox → ff

3.Windows環境変数の設定(フォルダにPATHを通す)

Windowsスタートメニューから「設定」を選択
Windwosキー + I(アイ)キー でも設定が開けます

設定の検索欄に「環境変数」と入力すると、表示される候補の中から
「環境変数を編集」を選択

環境変数の設定画面が表示されるので、「Path」を選択して「編集」をクリック

「環境変数名の編集」ウィンドウが開くので、「新規」>「参照」と選択

フォルダーの参照が表示されるので、ショートカットファイル置き場として作成したフォルダを選択
(ユーザ名を選択して展開されたフォルダ一覧から「command」を選択)

フォルダー欄に対象のファイル名が表示されていることを確認して「OK」を選択

環境変数が追加されたことを確認して、「OK」を選択


環境変数ウィンドウに戻るので「OK」を選択して画面を閉じる

以上で設定完了です。

動作確認

設定できたので、実際に動作確認してみます。

Windowsキー + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、
配置したショートカットの名前(「今回はff」)と入力し、Enterを押します

無事、Firefoxが起動できました。

このように、パスを通したフォルダに任意の名前のショートカットを配置することで、
自分の好きなようにアプリケーションの起動ができます。

補足として、アプリケーションだけではなく、フォルダのショートカットも作成して配置することで、
任意のフォルダを「ファイル名を指定して実行」から開くことができます。

よく使うフォルダなどを設定しておくことで、キーボードだけでフォルダを一発で
開いたりすることができるので、使ってみると思いのほか便利です。

ランチャーを入れるのは嫌だったり、ランチャーを入れられない環境でも、Windowsの標準機能で、キーボードだけでかんたんにアプリケーションを起動できる環境を作れるので、WindowsPCを仕事で使っているのであれば、個人的におすすめの設定です。

デメリットとしては設定したショートカットの名前を覚えておかないといけないので、
頻繁に使うもののみを登録しておくのが良いかと思います。

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